浴衣の着付け・着方と帯の結び方

今回は、出来るだけ面倒なく洗える浴衣の洗濯の仕方・干し方などを紹介してみたい。

＜浴衣の洗濯の仕方＞

浴衣の洗濯は、洗濯機を使って、手洗いコースの弱水流などで洗うのがおすすめである。

大きなネットがあれば、その中に畳んだ状態で入れてもいいし、ネットがなくても、水流が弱ければ、畳んだ状態で洗っても大きく形態が変わることがないはずである。

ただ、水流が弱い分、汚れ落ちがよくなるように、洗濯用の（粉末）弱アルカリ洗剤を使うといいだろう。

すすぎは、洗剤が残らないように２回以上行い、脱水はだいたい１分を目安にすること。

また、脱水にあまりに時間をかけすぎると浴衣の生地を痛める可能性があるので注意が必要である。

そして、仕上げすすぎの時に、柔軟剤とのり剤を１：１の割合で入れるといい。

浴衣の洗濯の仕方・干し方②

＜干し方＞

浴衣の洗濯は、天気のいい日を選んで、干す時は直射日光に当たらないようにするのがポイント。

仕上げにアイロンをかけるので、洗濯時につけたピンチや仕付け糸を外して、畳んだ状態でふた折になるように干す。

だいたい１時間を目安に内側になっているところが外側になるように干し直して、さらに１時間程度干した後で、アイロンをかける。

アイロンは、一番高い温度にして、縫い目を左手で引っ張りながらかけると、畳んで小じわがきれいに取れて、しゃきっとした仕上がりになる。

浴衣を次の年に気持ちよく着るためにも、うまくお手入れをして次の年に備えたいものである。