浴衣に欠かせない帯の選び方①
浴衣に欠かせないアイテムとして帯がある。
浴衣を着るときに使う帯には、子どもから男性まで使えるタイプのものや、女性が使う鮮やかなデザインのものまでいろいろある。
帯の色やデザインによって浴衣全体のイメージが大きく変わるので、浴衣コーディネイトの大きなポイントといえるだろう。
帯をメインにして、帯の色に合わせて浴衣を選ぶのもおしゃれな浴衣の選び方といえる。
特に男性の場合は、浴衣のデザインや色が女性に比べて少ない分、帯の印象が浴衣姿の印象になることも多くある。
帯の種類や使い方、締め方など帯使いがうまくなると浴衣を着るときの楽しみ方も大きく広がるといっていい。
浴衣に欠かせない帯の選び方②
一般的によく用いられるのが半幅帯と兵児帯(へこおび)である。
特に半幅帯は、浴衣だけでなく着物にも使われる汎用性の高い帯で、通常よりも短いため、結びやすく変わり結びが簡単にできる点が人気となっている。
半幅帯は、兵児帯とあわせて使われることも多く、その素材の違いから多様なアレンジをすることができる。
兵児帯は、子どもの浴衣に使われるやわらかいリボンのような帯のことである。
特に、子どもが使うタイプのものは「三尺帯(さんしゃくおび)」といい、兵児帯は、この三尺帯の長さが長くなったもののことをさしている。
男性におすすめなのは、角帯(かくおび)。
角帯は、男性が浴衣を着るときに使われる帯で、兵児帯とセットで使うことも多々ある。
さらに、リバーシブルで使えるようにデザインされているので裏表を気にせず使うことができる。
兵児帯と角帯を比べてみると、角帯は兵児帯に比べてかたい。
兵児帯は結びやすいが、男性が使う場合に腰の位置が上になってしまいやすく、子どもの浴衣のようになってしまうことが多くある。
兵児帯を使いこなすのはなかなか難しいので、まずは慣れるまでは角帯を使って練習するのがおすすめである。